4月30日、米ニューヨークのコロンビア大でイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に対して抗議活動が続くなか、警察に拘束される人=ロイター
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 米国各地の大学で、パレスチナ自治区ガザを攻撃するイスラエルやその後ろ盾となっている米政権に対する抗議活動が続き、4月30日夜、コロンビア大当局の要請を受けた警察が構内の建物に突入して多数の占拠者を拘束した。抗議の勢いは激しさを増しており、大統領選を控えるバイデン政権にとっても深刻な課題になりつつある。

  • 「逮捕の覚悟できてる」 全米に広がった抗議デモ、学生たちの思いは
  • 若者の支持失うバイデン氏 ガザ情勢影響、根底に左派の動向や世代差

 コロンビアは18日に100人以上が逮捕され、デモが各地に広がる契機となった大学だ。米メディアによると、全米で逮捕者は1千人超に上った。コロンビア大では30日朝、一部の抗議者が構内の建物「ハミルトンホール」を占拠。ニューヨークのアダムス市長によると30日の警察の取り締まりで、コロンビア大とニューヨーク市立大で約300人が逮捕された。

 コロンビア大は30日、学生…

共有